書籍紹介

写真と図解による弓道
著者:小笠原清信・白石暁
出版:大修館書店
良い例・悪い例など写真がふんだんに使われていて、お薦めの一冊です。 それでいて弓道の歴史や道具についての詳しい内容が書かれています。 古い書籍ということもあり写真が少し見辛いのが残念ですが、ぜひ一読して頂きたい一冊です。
詳説 弓道
著者:小笠原清信・白石暁
出版:大修館書店
レントゲン写真や骨格図、筋電図などを駆使して、科学的に弓を分析しています。 ここまで書かれてる書籍は無いのでは・・。すごく勉強になりました。(骨法に従った射ができるかも(^-^; )
この本によって、弦切れが矢が飛んでいった後にしか起こらない(引いてる最中には起こらない)理由が分かりました。
型の完成にむかって
著者:浦上博子
出版:言業社
機関誌「弓道」の連載からのリクエストで書籍化されたようです。 浦上博子先生の著書は、とても優しげなタッチですごく分かりやすい(女性らしく柔らかい表現)というのが印象です。 それでいて内容は非常に勉強になることばかりで、射技はもとより日頃の心構えなどはとても感銘を受けました。 ぜひ一読して頂きたい一冊です。 「博多の森弓道場での浦上先生の姿(写真)」に少し親近感を覚えました・・
手の内(紅葉重ね)・離れ・弓具の見方と扱方
著者:浦上栄
出版:浦上同門会
浦上栄先生の著書で、かなり年期入ってます・・ 日置(へき)流なので手の内の作り方は少し異なりますが、角見の強弱による影響や、弓具の手入れはとても勉強になります。 特に弓の張り外しの際の注意点や矯正方法など、竹弓を持つ方は必見の一冊です。(古過ぎて分からない漢字が・・)
紅葉重ね・離れの時機・弓具の見方と扱い方
著者:浦上直・浦上博子
出版:遊戯社
上記の浦上栄先生の書を、浦上直・博子先生が、写真を取り直したりして復刻させた書籍です。 40ページほど増えてます・・ そのうち入手したいと思ってます。
弓道入門
著者:石岡久夫・川村自行
出版:愛隆堂
弓道の歴史、考え方、射技の力学的な分析に至るまで、分かりやすく解説されており、初心者から上級者まで幅広くお薦めの一冊です。 道具や設備など含め全般的に網羅されています。
(お気に入りの一冊です)
続・弓道三昧
著者:松枝利明
出版:愛生社
異色の弓道本です。全体の構成も変わっていますが、解剖学的な観点から書かれてるのが最も特徴的です(弓に関する絵が無いのも特徴かも)。 全体的に絵が少く専門的な骨や筋肉の名称で説明されてるので理解にはとてもパワーを要します。(具体的な筋肉の図が1枚も無いのでネットで医学的な資料を調べながら読みました)。 そのせいか、理解(納得)できない部分もあり消化不良に終わりました・・。 その方面に興味のあるかたにはいいかもです。
弓道のすすめ
著者:片居木栄一
出版:ベースボールマガジン社
初心者向けの入門書ですね。 最近は、色々なハウツー物が出てますが、その先駆け的なものでしょうか・・(1990年発刊) 基本体から射技・練習法・審査時の体配に至るまで、幅広く網羅されていて、初心者にはとても良い本だと思います(広く浅くって感じです)。 弓具についても、入門書としては詳しく書かれているほうだと思います。弓道用語一覧も12ページほどあります。
弓道(スポーツ入門双書)
著者:白石暁
出版:ベースボールマガジン社
上記同様、初心者向けの入門書です。 更に古く1984年発刊。 全弓連の弓道教本第一巻を高校生用に分かり易くしたモノと書かれていますが、さすが昔の書籍だけあって弓具から射法までとても細かく書かれており、初心者にはお薦めの本です。 射法については弓道教本に沿った内容となってるので、弓道教本と合わせて読んでもらうといいと思います。 また、手の内の作り方や勝手の抜き方など、それぞれの練習法などが書かれており参考になると思います。
うまくなる弓道
著者:白石暁
出版:ベースボールマガジン社
初心者向けの入門書です。 上記、白石暁先生著書の「弓道 (スポーツ入門双書)」の改定版のようです。こちらは2003年発刊。
内容はほぼ同じで写真やイラストが変わったくらいですね。 初心者にはお薦めの一冊です。(心なしか上の「弓道」のほうが全体的に文章のボリュームがあるような気がします・・)
  • アスリート解体新書 (13)弓道 謎は手の内にあり
    ※弓道を科学的に紹介している動画があります。2003年に放送されたものです。
    射法八節は日置流のものですが、角見の働きに注目した非常に興味深い内容です。

    注) 日置流独特な部分もあるので、個人で勝手に真似をしないように。
    あくまで先生方の指導に従った射を行ってください。
inserted by FC2 system